ロングウィン株式会社

在日本の山口県、緑に囲まれた一角に、パステルカラーのコンテナがまるで童謡の積み木のように積み重なり、入り組んでいる。これは 6 つのコンテナを組み合わせて作られた特色あふれるホテルプロジェクトだ。

ピンクとイエローが彩る 2 階建てコンテナは、水色の鉄骨階段で連なり、視覚の焦点となっている。緑と茶、水色、薄紫のコンテナは並びあったり重なりあったりしており、コンクリート製の土台がこれらカラフルなモジュールをしっかりと支えている。水道や電気の配管、エアコンの室外機などが整然と配され、インダストリアルスタイルの素直さを湛えつつ、機能的な緻密さも秘めている。
コンテナの中へ足を踏み入れると、ロフトスタイルの客室では二段ベッドと一体化されたキッチンエリアがコンパクトに融合し、大きなガラス窓が青空と緑の木々を生き生きとした絵画のように切り取っている。リビングエリアの木製テーブルのそばでは、引き違い戸を開けると、庭の風が草木の香りを運んで駆け込んでくる。

コンテナを改装したこれらの建物は、山口県の自然の風景の中で、インスタ映えする美学のランドマークとなる一方で、コンパクトな空間の中の快適な体験、持続可能な建築の知恵によって、文化観光宿泊に新たなる意義を。